生年月日 | 1902年10月29日 |
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東京・神田出身の新劇女優であり・朗読家である。築地小劇場の創立第一期メンバーでもある。
1924年(大正13年)小山内薫、土方与志によって創設された「築地小劇場」の創立に参加、第1回研究生となる。後々まで活躍した、東山千栄子、岸輝子、村瀬幸子、夏川静江、田村秋子、細川ちか子、高橋豊子、千田是也、薄田研二、滝沢修、青山杉作、丸山定夫などがいた。1927年に杉村春子が入団、1928年には長岡輝子も入団している。
1949年原作:木下順二が、山本安英のために書き下ろした戯曲「夕鶴」を発表。初演されたのは1949年(昭和24年)10月27日のこと。一人一人の心をまるで洗うために作られたような「夕鶴」は、その初演で観客に人間性の回復を訴えた。戦後の荒廃期から全国各地の人々の心を洗い続けてきた主人公つうを演じ、代表作となる。まるで鶴の化身のような見事な演技は谷崎潤一郎も絶賛したと言われている。
やまもと やすえ 山本 安英 | |
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『何が彼女をそうさせたか』での山本安英(1929年撮影) | |
本名 | 山本 千代 (やまもと ちよ) |
生年月日 | 1902年10月29日 |
没年月日 | 1993年10月20日(90歳没) |
出生地 | 日本、東京市神田区 |
死没地 | 日本、東京都文京区 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 1921年 - 1992年 |
配偶者 | 夫・藤田満雄(死別) |
主な作品 | |
『夕鶴』・『子午線の祀り』 |
山本 安英(やまもと やすえ、1902年(明治35年)10月29日[1][2] - 1993年(平成5年)10月20日[1])は、日本の新劇女優・朗読家。本名は山本 千代(やまもと ちよ)。
築地小劇場の創立第一期メンバーで、戦後は木下順二作の戯曲『夕鶴』のヒロイン・つう役を1000回以上にわたって演じたことで知られる。