美女と才女
オリヴィア・デ・ハヴィランド  2 
女優
生年月日1916年7月01日

『遥かなる我が子』(1946年)のジョゼフィン・ノリス役でアカデミー主演女優賞を受賞し、さらに『女相続人』(1949年)のキャサリン・スローパー役でアカデミー主演女優賞、ニューヨーク映画批評家協会主演女優賞、ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)を受賞した。

2008年には当時のアメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュから、芸術分野の顕彰としてはアメリカ最高位の国家芸術メダル (en:National Medal of Arts) が贈られている[2]。2017年6月、大英帝国勲章(DBE)を受章した。

『風と共に去りぬ』(1939年)
『遥かなる我が子』(1946年)
『女相続人』(1949年)

Olivia De Havilland
オリヴィア・デ・ハヴィランド
DBE
オリヴィア・デ・ハヴィランド DBE
1945年ごろに撮影された宣材写真
本名 Dame Olivia Mary de Havilland
生年月日 (1916-07-01) 1916年7月1日
没年月日 (2020-07-26) 2020年7月26日(104歳没)
出生地 日本の旗 日本東京府東京市
死没地 フランスの旗 フランスパリ16区
国籍 イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
フランスの旗 フランス
職業 女優
活動期間 1935年 - 2009年
配偶者 マーカス・グッドリッチ英語版(1946年 - 1953年)
ピエール・ギャラントフランス語版(1955年 - 1979年)
著名な家族 ウォルター・オーガスタス・デ・ハヴィランド(父親)
リリアン・フォンテイン英語版(母親)
ジョーン・フォンテイン(妹)
主な作品
海賊ブラッド』(1935年)
風と共に去りぬ』(1939年)
遥かなる我が子』(1946年)
女相続人』(1949年)
 
受賞
アカデミー賞
主演女優賞
1946年遥かなる我が子
1949年女相続人
ヴェネツィア国際映画祭
女優賞
1949年『蛇の穴』
ニューヨーク映画批評家協会賞
主演女優賞
1948年『蛇の穴』
1949年『女相続人』
ゴールデングローブ賞
主演女優賞(ドラマ部門)
1949年『女相続人』
助演女優賞(シリーズ・ミニシリーズ・テレビ映画部門)
1986年アナスタシア/光・ゆらめいて
その他の賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞
主演女優賞
1949年『蛇の穴』
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デイム・オリヴィア・メアリー・デ・ハヴィランド(Dame Olivia Mary de Havilland, DBE、[əˈlɪviə də ˈhævɪlənd]1916年7月1日 - 2020年7月26日)は、アメリカ合衆国女優。女優としてのキャリア初期には清純な娘役を演じることが多かったが、キャリア後期には存在感のある重厚な役柄を演じている[1]。デ・ハヴィランドはイギリス人の両親の間に日本で生まれた。妹のジョーン・フォンテインも日本の生まれで、デ・ハヴィランドと同じく女優の道に進んでいる。デ・ハヴィランドの家系は、イギリス王室の祖にあたるノルマンディー公ギヨーム2世(ウィリアム1世)と共にノルマン・コンクエストに加わったノルマン人のド・アヴィル (de Haville) にさかのぼる[2]。1919年に一家は日本を離れて故国イギリスへと向かったが、旅の途中で姉妹が病にかかったため滞在中のカリフォルニアに、母子だけがそのまま移住した。

デ・ハヴィランドが出演した映画のなかでもっとも有名な作品として『風と共に去りぬ』(1939年)が挙げられる。映画作品ではエロール・フリンの相手役を演じることが多く、『ロビンフッドの冒険』(1938年)、『無法者の群 (en:Dodge City)』(1939年)、『カンサス騎兵隊』(1940年)、『壮烈第七騎兵隊』(1941年)など、8作品で共演している。

デ・ハヴィランドは『遥かなる我が子』(1946年)と『女相続人』(1949年)で、アカデミー主演女優賞を2度受賞している。妹のジョーン・フォンテインも『断崖』(1941年)でアカデミー主演女優賞を受賞しており、2013年現在時点でアカデミー主演賞を獲得した唯一の兄弟姉妹となっている。アカデミー賞のほかにデ・ハヴィランドは『蛇の穴』(1948年)でナショナル・ボード・オブ・レビュー主演女優賞ニューヨーク映画批評家協会賞主演女優賞ナストロ・ダルジェント賞最優秀外国女優賞ヴェネツィア国際映画祭女優賞を受賞している。また、ゴールデングローブ賞では『女相続人』(1949年)で主演女優賞(ドラマ部門)を、『アナスタシア/光・ゆらめいて』(1986年)で助演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)をそれぞれ受賞している。1960年には、それまでの映画界への貢献が讃えられてハリウッド・ウォーク・オブ・フェームにプレートが設置された。2008年には当時のアメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュから、芸術分野の顕彰としてはアメリカ最高位の国家芸術メダル (en:National Medal of Arts) が贈られている[3]。2017年6月、史上最高齢の101歳で大英帝国勲章(DBE)を受章した[4]。2020年7月26日、パリの自宅で亡くなった[5][6][7][8]。『風と共に去りぬ』の主要な出演者のうち、上映当時成人していた最後の存命者であった(子役を含むとボー・ウィルクス役のミッキー・カーン2022年11月20日まで存命で、カーンの死去により同作の主要な出演者が全員この世を去る形となった)。

  1. ^ "Olivia de Havilland". Encyclopedia Britannica retrieved 15 February 2013.
  2. ^ Christine Descateaux (semaine du 28 juin au 4 juillet 1969). portrait d'Olivia de Havilland. pp. 479 .
  3. ^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「imdbawards」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  4. ^ "No. 61962". The London Gazette (1st supplement) (英語). 16 June 2017. p. B7.
  5. ^ Obituary: Olivia de Havilland, star of Hollywood's Golden Age (26 July 2020) BBC.com; retrieved 27 July 2020.
  6. ^ 'Gone with the Wind' Star Olivia De Havilland Dies Aged 104 (26 July 2020) The New York Times; retrieved 27 July 2020.
  7. ^ Olivia de Havilland, star of Gone with the Wind, dies at 104 (26 July 2020) The Guardian; retrieved 27 July 2020.
  8. ^ Olivia de Havilland dead, starred in 'Gone with the Wind' (26 July 2020) Los Angeles Times; retrieved 27 July 2020.
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