いまや、財政体質の健全化が国家的な課題だが、あえてもう一点、政と官との関係に触れて筆をおくこととする。政治家は公務員の力をもっと引き出していただきたい。公務員は分を心得つつも、国民のための行政府のあり方に「志」を持って取組んで欲しい。
(日本経済新聞 2004.4.30)