榮久庵憲司 えくあん けんじ

デザイン

掲載時肩書インダストリアル・デザイナー
掲載期間2002/08/01〜2002/08/31
出身地東京都
生年月日1929/09/11
掲載回数
執筆時年齢73 歳
最終学歴
東京藝術大学
学歴その他佛教大学
入社GKグループ
配偶者独身
主な仕事江田島予備(3800人)、自転車・オートバイdesign、米国留学、卓上醤油瓶、住宅研究、こまち、成田express、
恩師小池岩太郎
人脈川上源一、海兵78(今井敬、成田豊、 今村治輔清水建設)
備考父:ハワイ 僧侶
追悼

氏は’15年2月8日85歳で亡くなった。「履歴書」執筆は2002年8月で72歳であった。建築家や服飾デザイナーの執筆者はあったが、インダストリアル・デザイナーは初登場であった。幼少期を父がハワイで仏教を布教していたため過ごした。海軍兵学校(78期)在学中に広島に原爆が落とされ、妹と父親を亡くした。焼け野原となった街の風景に衝撃を受け、モノを活かす工業デザインの仕事を志すこととなる。

代表作のキッコーマン醤油卓上瓶は、「醤油は日本の婦人の文化でもある。この醤油瓶を持つと、小指が上がってかわいい感じがする。美しい日本婦人というイメージを込めたのだ」と書いている。初代の秋田新幹線こまちやJR成田エキスプレス、ヤマハのオートバイの他、コスモ石油、ミニストップなど企業のロゴマークも数多く手がけ、ビジネスにデザインの重要性を認識させた。

また、幕の内弁当に「日本製品のオリジナリティーを認める」とオランダのフィリップ社重役に言わせた。重役は幕の内弁当を見て「美しすぎて、どこから手をつけて良いかわからない。これを壊すのは忍びない」と感嘆したそうだ。この時、彼は日本の伝統文化には世界性があると気づいた。色彩感覚、味の感覚、デザイン感覚も食文化に入っている。

榮久庵 憲司[1](えくあん けんじ、1929年9月11日 - 2015年2月8日)は、日本工業デザイナーGKデザイングループ創設者。静岡文化芸術大学名誉教授

RiM-fにある栄久庵憲司展示室

GKインダストリアルデザイン研究所所長、世界デザイン機構会長、第4代桑沢デザイン研究所所長、静岡文化芸術大学デザイン学部学部長などを歴任。

  1. ^ 曽祖父の時代に「永久庵」、村人たちから「えくあん」と呼ばれる寺で子供たちに読み書きを教えていたが「戸籍登録」の際に当て字で記入されたのがはじまりらしい(「産経抄」産経新聞2015年2月10日)。
[ 前のページに戻る ]