2021
11/09

ゴルケ村とカリアッパ師の新説

私はコロナ禍で時間がたっぷりとれることを幸いに、天風先生の著書や講演テープの「成功の実現」「盛大な人生」「心に成功の炎を」「運命を拓く」「心を磨く」「心身統一哲医学」などを全て読み直し、先生自身が生に表現された言葉や文章を抽出しました。その言葉や文章を基に時代や土地、風俗・習慣、宗教などを探求したいと思ったのです。

幸い50年以上前からインド、ネパール、ダージリン、ブータン、ヒマラヤ地域などをよく訪問して、地理や歴史に詳しい楜沢成明さん(天風会員、建築家、元早稲田大学講師)がいますので、指導を受けながら読み始めました。この楜沢さんは私の2018年、2020年のネパールゴルケ村訪問に同行してくださった方です。

まず、天風先生のご修行地は私から、天風先生の上記著書や講演録を基にしてキーワードを抽出しました。

1.修行地(ゴルケ)のキーワードは4つ

(1)カンチェンジュンガ山麓(のゴーグ村)、そのふもとのフートンにいるんだよ。

(2)カンチェンジュンガ山麓の滝は熊野・那智滝より幅差が倍もある大滝で、轟音で滝つぼに落下する

(3)ゴーグ村から6km歩いて修行地の滝に着く

(4)カンチェンジュンガの麓で、あるヘプチャ人種

この詳細は、天風先生・修行地の探求 – 吉田勝昭の「私の履歴書」研究 ー 私の履歴書から得られるもの (biz-myhistory.com)

また、カリアッパ師については、楜沢さんから天風先生が滞在した1911年当時のヒマラヤ地域の歴史・地理からカリアッパ師の国籍や社会的地位、宗教などの実像に迫るキーワードを抽出していただきました。

2.カリアッパ師のキーワード

(1)インド系(ヒマラヤ・カンチェンジュンガ麓のフートンに居住)

(2)ヘプシャ又はヘプチャ人種(レプチャ?か)

(3)バラモン族でバラモン宗ヨーガの哲学者

(4)英語はインディアン・イングリッシュ

(5)毎年、英国王室の招待でイギリスに遊びがてらに行く

(6)この先生は百を越して6つ

(7)風貌:薄紫のガウンを着た背の高さは私ぐらいの、色の黒さも私ぐらいカリアッパ師の実像に迫る – 吉田勝昭の「私の履歴書」研究 ー 私の履歴書から得られるもの (biz-myhistory.com)